
こんな疑問にお答えします。
3大疾病保険とは
3大疾病保険とは、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中のいずれかになり、保険会社が指定する状態に該当した場合に支払われる保険のことです。
また、病気を治す前提で加入する為の保険とも言えます。
日本人が生涯の中でかかる可能性が高い病気が3大疾病です。
3大疾病とは、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中を指します。近年は、なってしまったからといって必ずしも死に直結している病気ではありません。
3大疾病になってしまった場合、自身の家族に精神的に負担を掛けてしまう事は避けられません。
しかし、お金があれば(保険に入っておけば)金銭的な負担や肉体的な負担は軽減させることが出来るかもしれません。
保険会社や商品により保険金の支払い要件が異なります。
『えっ!?入院して手術もしたのに保険金が支払われない・・・』
というコトにならない為にもこちらの記事を参考にご自身の保険の確認や見直すきっかけにしてみて下さい。
保険の加入を新たに検討している方も参考にして下さい。
古い保険の保険金が支払われる条件
古い保険とは、2015年以前の商品に言える事が多いです。
保険金が支払われる条件
また、いずれかに該当すると1度のみしか保険金が支払われないという商品が多いです。
例えば、25歳の時に3大疾病保険に加入し、保険金が500万円だとします。40歳の時に胃がんと診断されると、保険金の500万円を受け取る事が出来ます。保険金を受け取った時点で3大疾病保険は消滅するので、その後、脳卒中に該当した場合でも、保険金を受け取る事が出来ません。
保険料の支払いも消滅と同時になくなります。
労働制限/従事している仕事を休まないといけない状態、身体麻痺/体の一部に障害や麻痺などの後遺症が残っている状態、言語障害/伝えたい事を口で上手く伝えられない状態、いずれも医師による診断が必要な為、自己申告では保険金は支払われません。
新しい保険の保険金が支払われる条件
新しい保険の支払い要件は、以下の様に支払われやすくなっている商品が増えてきています。
ココがポイント
1.悪性のガンもしくは上皮内新生物と診断
上皮内新生物とはガンですが、再発転移の可能性がほとんどないガンの事です。
1-1.上皮内新生物でも悪性のガンの保険金と同額が支払われる場合があります。
1-2.上皮内新生物だと悪性のガンの保険金の一部が支払われる場合があります。
一部のみの保険金が支払われる保険会社は、アフラックが代表されます。
2.急性心筋梗塞もしくは心疾患
心疾患の方が急性心筋梗塞と比べ、対象となる病気の範囲が広いです。
2-1.手術もしくは継続して20日以上の入院で保険金が支払われる条件となります。
2-2.入院1日で保険金が支払われる条件となります。
3.脳卒中もしくは脳血管疾患
脳血管疾患の方が脳卒中と比べ、対象となる病気の範囲が広いです。
3-1.手術もしくは継続して20日以上の入院で保険金が支払われる条件となります。
3-2.入院1日で保険金が支払われる条件となります。
三大疾病と言っても保険会社により、保険金が支払われる条件が異なる為、注意が必要です。
①ガン、急性心筋梗塞、脳卒中
②ガン、心疾患、脳血管疾患
ガンは上皮内新生物でも対象となる会社も。
※3大疾病に該当した場合もしくは死亡した場合のいずれかで保険金が支払われるタイプもあります。
また、2年に1回 もしくは1年に1回など複数回保険金が支払われる商品が増えてきています。
保険会社や商品ごとに支払い要件は異なりますので、加入を検討する際はよく確認して下さい。
保険の種類
3大疾病保険は保険金が支払われる条件以外にも、種類が豊富です。
1.定期保険(保険期間:10年や20年)一時金タイプ
契約した時の保険金が一括で支払われますが、10年後や20年後に保険が消滅してしまう可能性があります。
また、継続出来た場合は10年後や20年後のタイミングでその時点の年齢で保険料が再計算され、保険料が上がります。
最大で80歳や90歳までしか継続出来ません。
2.終身保険(保険期間:終身)一時金タイプ
契約した時の保険金が一括もしくは分割(1年に1回や2年に1回)で支払われます。一生涯、保障が継続し、保険料は加入した時点から一定です。
3.収入保障(保険期間:65歳)分割タイプ
契約した時の保険金がピークで、経過年数とともに支払われる保険金が減少していきます。
基本的には、保険金が毎月や毎年のいずれかで支払われる様になっています。
最大で70歳や75歳までしか継続は出来ません。
3大疾病保険の必要性
正直、私自身は3大疾病保険の必要性を感じていません。
3大疾病保険の不要論(2021年時点)
3大疾病になってしまった場合には、下記に分類される方が大半だと思います。
また、自分自身が三大疾病の中の病気の全部が心配なのか特定の病気だけ心配なのかでも三大疾病保険に加入すべきか判断出来ると思います。
治療にかかる治療費が心配な方
自宅療養などで長期間働けなくなり、収入が減少してしまう事が心配な方
どちらも心配な方
治療にかかる治療費が心配な方
高額療養費制度があるので、医療保険に加入しているだけで、概ね治療費は医療保険の保険金のみで補う事が可能な為、三大疾病保険は不要です。
特にガンが心配な方は、3大疾病保険ではなく、ガン保険に加入しましょう。
特に急性心筋梗塞(心疾患)が心配な方は、医療保険のみで十分です。
特に脳卒中(脳血管疾患)が心配な方は、医療保険のみで十分です。ただし、入院は短期化傾向にあるとは言え、脳卒中は入院が長期化する事もあります。
その場合は、医療保険に3大疾病や8大疾病入院延長特約というオプションを付帯する事で、長期入院にも安心して備える事が出来ます。
自宅療養などで長期間働けなくなり、収入が減少してしまう事が心配な方
長期間働けなくなる事が心配な方は、3大疾病保険に加入するよりも就業不能保険に加入すべきです。
就業不能保険ですと、3大疾病に限らず、病気やケガで働けなくなった時に備える事が出来ます。
数ヶ月程度の働けなくなる事が心配な方は、貯金を切り崩す事を検討するか、三大疾病保険に加入する事を検討してはいかがでしょうか。
まとめ
3大疾病保険だけでも保険金が支払われる条件や種類がたくさんあります。
大切なことは、本当に3大疾病保険に加入する必要があるのかをイメージすることです。
3大疾病保険について加入を検討する場合は、1人でどれが良いか判断するのは99%無理だと思います。
専門家と1度相談することでこの記事の理解度も上がるはずです。
こちらのブログ掲載の広告経由で保険相談を実際に受けられた場合は、疑問点などに期間限定で個別に回答致します。