保険

外貨建終身保険のデメリット・メリット

  1. HOME >
  2. 保険 >

外貨建終身保険のデメリット・メリット

 

外貨建終身保険のデメリットがよく分からない

こんな疑問にお答えします。

 

外貨建終身保険

 

外貨建終身保険とは、日本円ではなく、日本円以外の海外の通貨ベースの終身保険の事です。

外貨建終身保険の多くが、アメリカの通貨(米ドル)の終身保険である事が多いです。

保障内容としては、死亡した際に保険金が支払われるものがほとんどです。

保険会社によっては、3大疾病に該当した場合は生存時に保険金を受け取れたり、介護になった場合も保険金が受け取れたりするオプションを付帯することが出来ます。

通常の日本円建ての保険も3大疾病や介護保障を付帯出来る保険がありますし、終身保険という仕組み自体は、通貨が異なるだけで全く同じです。

終身保険の基本はコレ

続きを見る

 

ただ、外貨の場合はメリットもありますが、デメリットもありますので、注意が必要です。

 

外貨建て保険を考える上での最低限の基礎知識

 

まずは、外貨建て保険を考える上での最低限把握しておくべき外貨の基礎知識について解説します。

外貨建て保険は、米ドル通貨が多い為、こちらでは米ドル通貨を基軸に解説します。

この内容が理解出来ない場合は、外貨建て保険を検討するのはやめた方が良いでしょう。

ご存知の方は、飛ばして続きをご覧下さい。

 

為替レート

為替レートとは、A国の通貨をB国やC国など別の国の通貨に交換するときの取引価格(交換比率)のことを指します。

2021.1.13時点での、日本円を米ドルに交換する時の価格は、

1ドルあたり、104.09円となっています。

例えば、

100万円を、米ドルの通貨に交換する場合、約9,607.07米ドルとなります。計算式は、100万円÷104.09円です。

1ドルあたり〇〇〇.〇〇円の〇の部分は通常、毎日秒単位で変動します。

TTBとは、外国通貨(米ドル)を日本円に交換する時の1ドルあたりの日本円の取引価格を指します。

TTSとは、日本円を外国通貨(米ドル)に交換する時の1ドルあたりの日本円の取引価格を指します。

 

間違いやすい?円高と円安の違い

円高と円安を間違えて覚えている人も多いので念の為、米ドルを基準に解説します。

分かりやすい様に、1ドルが100円だとし、こちらを基準価格とします。

円高・円安

1ドルが90円となると円高

1ドルが110円となると円安

円高とは円の価値がドルより高くなることを指します。

円安とは円の価値がドルより安くなることを指します。

円高

1ヶ月前までは、りんご1個を100円(1ドル)で購入していたのに、現在では、りんご1個を90円(1ドル)で購入出来るようになった。

1ドル自体に変わりはありませんが、日本円に換算すると100円で購入していたリンゴを90円で購入出来るようになったので日本円の価値が上昇したということになり、こういった状況を日本円の価値が高くなった、いわゆる円高と言います。

円安

1ヶ月前までは、りんご1個を100円(1ドル)で購入していたのに、現在では、りんご1個を110円(1ドル)で購入する羽目になった。

1ドル自体に変わりはありませんが、日本円に換算すると100円で購入していたリンゴを110円で購入する羽目になったので、日本円の価値が下降したということになり、こういった状況を円の価値が安くなった、いわゆる円安と言います。

この様な価格変動の一番身近なモノは、ガソリン価格が挙げられます。ガソリンは海外から輸入している為、価格変動が頻繁に起こります。

ここまで、読んだ方は、私たちは日本人だから円高が良いって事だなと思った方も多いと思いますが、実はそういう訳ではありません。

 

円高が理想ではない?

一概に言えることではありませんが、日本経済のことを考えると、適度な円安が理想と言われています。

私の肌感覚ですが、適度な円安とは過去20年ぐらいの平均値でいうと110円~120円ぐらいです。

適度な円安が理想とされる理由は、円高や円安が日本企業の株価にも影響を及ぼす為です。

円安傾向が強まると株価が上がり、日本の企業の利益も連動して上がります。強いては日本全体で見るとプラスになる可能性が高まります。

 

日本円の保持だけでは危険?

日本は、自国で生産出来ないものは、貿易(輸入)に頼っています。身近なモノはガソリンですね。

日本の人口は、1億2700万人ですが、世界の人口は73億人です。

日本は超高齢化社会の為、今後、人口は減少をたどる一方です。しかし、2050年には世界の人口は90億人になるとも言われています。

日本経済は言わずもがな、現時点で終わってます。赤字国債の金額を見れば一目瞭然です。

そもそも円高になる事自体、世界的に見ると不自然です。日本に住んでいると、目を背けがちになりますが、事実です。

通貨を日本円だけで保持するのではなく、アメリカやその他の国に分散をする事で、通貨のリスクヘッジに繋がっていきます。

米ドルは世界の基軸通貨で、世界で保有されている通貨の割合が6割以上を占めています。

一方、日本円は安定通貨(核兵器等を持っておらず戦争はしない国と思われているからだと思います)と言われていますが、世界で日本円の保有割合は5%程度です。(日本人含む)

そこで、保険会社が目を付けたのが米ドル通貨の外貨建終身保険という事です。

保険は、相互扶助の精神より成り立っている事から、人々を安心させる材料が揃っていないと、保険の役目を果たせません。

要は、円建ての終身保険だと以前の様に、安価な保険料で保険に加入出来なくなっているという事です。

前おきが長くなりましたが、ここからは具体的な外貨建終身保険のメリットやデメリットについて解説します。

 

外貨建保険の特徴

外貨建終身保険の特徴は、大きく3つです。

 

毎月の保険料が、為替レートにより変わります。

保険金が、死亡時の為替レートにより変わります。

解約時に戻ってくるお金が、為替レートにより変わります。

 

メリット

 

円建ての保険に比べると保険料が安いです。

1ドルが152.68円とならない限り米ドル建終身保険の保険料が安いという事になります。

計算式は、22,520÷14,750円=1.52677966×100=152.68

オリックス生命の場合

契約例 30歳男性 保険料払込期間:60歳 

  米ドル建終身保険:キャンドル 円建終身保険:ライズ
保険金額 10万米ドル 1,000万円
保険料 147.50米ドル 2万2520円
総支払保険料累計 5万3100米ドル 783万6960円
返戻率 128.4% 109.7%
解約返戻金 6万8220米ドル 860万3700円

あり得ないことですが、下記30年間変わらず、それぞれ90円・100円・110円で推移した場合の考え方

  1ドルが90円で円高の場合

1ドルが100円 

(ここでの基準価格とする)

1ドルが110円で円安の場合
保険金額 900万円 1,000万円 1,100万円
保険料 1万3275円 1万4750円 1万6225円
総支払保険料累計 477万9000円 531万円 584万1000円
解約返戻金 613万9800円 682万2000円 750万4200円

 

特に円高になると保険料は安くなります。

通貨のリスク分散が出来ます。

日本人は安定思考の方が多く、外貨と聞くと博打と思われがちです。

しかし、日本を強いては円を信頼しきっていると、円の価値が下がってしまうと資産も目減りします。

保険を外貨にすることで、通貨の分散につながり、資産のリスク分散にも繋がります。

円の保険に比べると解約時に戻ってくるお金が増えます。

特に円安になると、さらにお金が増えます。

 

デメリット

保険料、保険金、解約時の返戻金が為替により変わります。

きちんと決まった金額を支払いたい、受け取りたいという方にはデメリットとなります。

保険料が高くなることもあります。

円安になると毎月の保険料が数千円単位で上がる可能性があります。

解約時に戻ってくるお金が減ることもあります。

円高になると、円で受け取る際に数十万円単位でお金が減る可能性があります。

死亡保険金が減ることもあります。

円高になると数十万円単位で保険金が減る可能性があります。

外貨で受け取れば、減ることはありません。

ただし、為替状況を見て日本円に換えないといけませんので、必要な時に円高であればいつ日本円に換えようかと悩むと思います。

為替手数料が発生します。

保険会社により異なりますが、保険料と合算して為替手数料が1ドルあたり25銭など発生します。

保険料だけでなく、保険金を受け取る際にも発生します。

為替手数料を加味しても、基本的に保険料は円の保険より安くなります。

 

 

まとめ

 

外貨建ての保険は博打ではありません。

あなたの考えに合うかどうかが選択する上で大切です。死亡保険を終身保険で検討しているという方は1度検討してみてください。

保険会社により外貨建保険の取扱いがない事もありますが、日本のマイナス金利政策などの政策以降、日本の定期預金等の金利が伸びておらず、日本の保険会社(いわゆる日本社)も外貨建ての保険を取扱いを開始したという保険会社も複数社あります。

日本人で日本に住んでいる以上、日本中心で物事を考えてしまいがちですが、世の中を大きく動かしている企業は、ほとんどがアメリカです。Google、Youtube等。

『外貨なんて・・・』と思っている方ほど聞いてみて下さい。狭い視野で保険(物事)を考えるほど、もったいない事はありません。

外貨建終身保険の提案を受ける場合は、お金に関する周辺知識が豊富な方が理想です。

 

-保険

© 2021 インパラ77 Powered by AFFINGER5